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今年のアニメを振り返る。

今年一年、アニメの感想をまったく書いてなかったので、心に残った作品についてまとめて感想を書こうかなと。今年一番良かった『スペース☆ダンディ』については前の記事に書いてます。

『一週間フレンズ。』
観始める前は結構警戒してたんですよ。所謂「泣ける話」だとは思ったので。安っぽいお涙頂戴物語なんじゃないか、と。ハートフル系に対しては警戒感が強いので。
実際、泣ける系ではあったと思うし、ハートフル系でもあったけど、全然大丈夫でした。ちゃんと感動できた。私は結構冷めてるのでね、「なんかいい話にしようとしてるな」とか感じるとどうしても引いちゃうんだけど、ちゃんと入り込めたので、良い作品だったのだと思います。
何より、長谷君と藤宮さんの関係がとても微笑ましくて好きです。所謂「友達以上恋人未満」というやつが物心ついた時から私は好きなのだと、ずっとそう思ってたんですが、よくよく考えてみればそもそもなんで「友達<恋人」なのかという部分で納得できないので。恋愛脳というか、恋愛至上主義に侵されてますね。現状での二人の関係性はとても理想的に思えます。
それと、EDが林明美さん絵コンテ演出でしたね。
余談になりますが、夏休みにみんなで海に行ったら生憎の雨、という展開に「こんなところにも多田万里の呪いが・・・」と思ってしまいました(苦笑)。折角の夏の行楽を台無しにする意味が理解できないのですが、その後の展開を暗示しているようにも感じました。

『月刊少女野崎くん』
ラブコメかなと思って観始めたら、ギャグでしたね。でもそれはそれで、かなり笑えたので、良かったです。ギャグはほんと笑えたんだけど、一方でキャラが魅力的なのも大きかったなと。まあそれもギャグ要素込みで、ですけど(笑)。ローレライとか、実際友達にいたら嫌なんだけど、ギャグ要因としては面白かった。一番好きなのはみこりんですけどね。素で王子様キャラなのではなく、ついああいうキャラを演じてしまう辺りがツボ。

『中二病でも恋がしたい!戀』
『Free!-Eternal Summer-

今年の京アニ作品はどれも良かったです。甘ブリ含めてね。
ここに挙げた二タイトルはいずれも二期ですが、そういえば一期の感想も書いてなかったなと。
『Free!』は、ほんとはあまり観たいと思ってませんでした。理由は江ちゃんと真逆で、筋肉が苦手だからです(苦笑)。でも実際には、いつも泳いでる訳でもないし、そこはあまり気になりませんでした。また、江ちゃんのお陰(?)で筋肉がただのネタ扱いになってたのもよかったのかも。
とにかく、普通に青春群像劇として楽しめました。たまに「腐女子が悦びそう」な場面があったのは多少気になりましたが。まあ彼女達は何をどうしようとそういう目で見る性質ではあるのですが、「狙ってる」感がしたのがどうなのかなと。
因みに私の一番好きなキャラは怜です。
『中二病』は、1期の時、タイトルからラブコメを期待してたのになんかドタバタギャグって感じで、終盤になってやっと良い雰囲気になってきたので結果的にOKだったのですが、その続編という事で当然またラブコメを期待していたし、期待通りだったので良かったです。ヒロインの恋のライバルが登場したりとお約束の展開。

『異能バトルは日常系のなかで』
今年一年の傾向として、魔法とか異能ものが多いなと感じていました。まあ、アニメとファンタジーの相性が良いのはわかるんですが。。私にとってはあまり興味のないジャンルですから。最近以前と比べてアニメに冷めてきたなとは感じるのですが、このジャンルが多いと当然私の観るアニメは減ります。
特に冬アニメは日常系が壊滅的でしてね。この作品だけが最後の希望でした。
タイトルからして、「果たして異能バトルなのか日常系なのか」という感じで半信半疑で観始めたのですが、結果的に言えばすごくラブコメだったので、満足です。『中二病』と同じ感覚で楽しめました。異能バトルが妄想なのかガチなのかという違いだけって感じで。フィクションである以上、「妄想オチ」なんて事もあり得る訳で、妄想か現実かはあまり大きな問題に思えません。
ただ異能バトルが話のメインになったら受け付けなかったと思います。1話の時点では「やっぱり異能の話なのかな?」って思ったんだけど、次回予告の時点でラブコメを期待させてくれたので、その時初めて希望を見出せたし(笑)、実際期待通りで良かったです。その2話についてですが、生徒会長は基本的には好きなタイプじゃないんですけど、あんな表情頂いてしまうともう心が鷲掴みですね(笑)。


『天体のメソッド』
第一印象は、「長井龍雪監督っぽい」。まあ、最終的にもそれは変わらないですけど。特に、OPとEDは「絵コンテは長井さん?」って殆ど確信持ってそう思ったのに、違ってたので寧ろびっくりでした。
「悪 くはない」程度で、物足りなさも感じながら観ていたのですが、12話で「やられた」と思いました。まあほんとね、解り易い趣味ですみませんけど、私の大好 きな時間ループ(笑)。11話の話の流れからは普通に「いい話」で終わると思ってました。ノエルはいなくなっちゃったけど、ノエルのお陰でみんな仲良く やってるし、まあそこから再会という展開もアリかなという程度で予想してました。なので、意外性という意味でも、12話はやられましたね。
でも最 終回を観た上で言うと、時間を巻き戻した必然性がよくわからない。「円盤が来なかった世界線に移動した」というのはわかるけど、それだけなら巻き戻る必要 がない。そこがどうも腑に落ちないので、12話時点での評価より下がりました私の中では。とはいえ、12話の冒頭シーンが1話の冒頭とまったく同じ、とい うのはすごく良かったし、でも円盤がそこにはない、というのは胸に迫るものがあります。「それがやりたかっただけ」っていう理由だったとしても理解は出来ます。
まあ、最終回のEDがかわいくて好きだし、まあまあ良かったんじゃないかと思います。

『ウィッチクラフトワークス』
『selector』

私の経験から言うと、J.C.STAFFのアニメって桜美かつしさんが参加されている作品が“当たり”です。ゴールデンタイムは残念でしたね。
『ウィッチクラフトワークス』は魔法という私の興味のないジャンルでしたが、「ヒロインに守られる男性主人公」というのが興味深かったです。ジェンダー論的な意味で。
一方で私の興味の対象は勿論ブラコンの妹。
『selector』は、音楽が良くて、アニメ作品としては良質なものを感じましたが、ストーリー的には2期(2クール)も必要だったかなと思います。途中でちょっと飽きが来ていた。真相がわかってきてからラストまではわりと楽しめました。
分島花音さんが好きなのでOPが良かったけど、一方でEDもいい感じでした。

『SHIROBAKO』
アニメは好きでそれなりに観ては来ましたが、それでいて制作の現場というものをよく知らなかったので、この作品を通してそういうものがわかればなとの思いで観始めました。でも実際観てみたら物語として結構面白いんじゃないかと・・・思うようになったら今度は逆に物足りなく感じたり(どっちなの)。まあ、単なる現場紹介アニメならそれはそれで良かったんです。でもそれよりも「物語」として魅せようとしていると感じたし、でもそれだと盛り上がりに欠けたような、とそんなところ。まだ終わってないですけどね。
で、結局アニメの制作過程はまだよく理解出来てないんで、そういう意味では期待はずれ。「制作進行の仕事って大変だな」くらいしかわかってない。あと作画。
色指定とか様々あるけど突っ込んだ話してないなと。
とは言え、十代でこれ観たらもしかしたら感化されてたかもな、とは思います。いや、大変な仕事だなとは改めて思いましたよ?知ってたけど。でも漠然と「大変らしい」ってイメージがあるだけの状態から、実際どう大変なのかわかると「やれなくもないかな」って思えてくるんですね。十代だったら、って話で(苦笑)、今更かな。まあ、少なくともあの監督の下で仕事したくはないな。
私は、アニメの業界に進もうとか現実的には考えた事はないです。ひとつの可能性として考えなくはなかったけど、本気で進みたいという気持ちは皆無でした。私だったら「ウテナに憧れて」っていかにもありそうですけど、実際には逆で、ウテナを観てしまったからこそそんな気になれなかった。「これ以上の作品は私には作れない」と確信してしまったから。あと、私の世代だと「エヴァの影響で」みたいなのが多いだろうし、そういう人と一緒に仕事するなんて絶望的に思えたというのも大きいけど。
作中でも「あの作品に憧れてこの仕事やってる」みたいな話があったと思うけど、正直言うとそれって創作動機としてどうなの?って思ってしまうんですよ。
『バクマン。』でも思ったことなんだけど、結局ただの「過去の名作リスペクト」で終わるなら、つまらないものしか出来上がらない気がする。
でもまあ、そういうことも含めて、十代の頃描いていた夢や理想と、現実とのギャップだったりとか、色々考えさせられる作品で、そういう事考えるのも大事なことだと思うから、そういう意味で良かったと思いますよ。

『グラスリップ』
第一印象は「出崎演出の劣化コピー」。
絵もどうも好きになれなくて。なんかキャラの口元が歪んでいて麻生太郎みたいだし。
それでもストーリーがどうにも気になって、殆ど切るつもりだったのについ最後まで観てしまいました。ストーリーは良かったと思います。文学的で。
まあこの、文学的な感じが、アニメファンには果たして受けるだろうか、と思うのですが、しかし私は私でやっぱり絵と演出が気に入らないので、プッシュする気にはなれない。
それでも今回取り上げたという事はそれなりには気に入っているという事です。

『キャプテン・アース』

ウ テナファンとして言えば、「ウテナ意識してる?」と感じる部分が幾つかあって気になる作品ではありました。広末レイトは中身が西園寺だったし(性格が、と いう意味でも「中の人」という意味でも)、夢塔ハナは姫宮アンシーだったし。「ハナ=アンシー」っていうのは、肌の色もあるけど、「アンシー」っていうの が「花が開く」っていう意味らしいし、作中でも「貴方の花」と称していることから。広末とハナの関係がまさに西園寺とアンシーみたいだったし。夢塔ハナに ついては一見天然キャラっぽいけど、実はそうじゃないよね?ってずっと思っていて、途中「やっぱり!」という展開にはなったけど、アンシーほどじゃなかっ たですね。あと、糸電話だったり、やけに凝ったデザインの椅子だったりが、樹璃と枝織関連のエピソードを思い出させました。
ウテナ要素抜きに言え ば、それなりには面白かったけど、2クールにしては内容が薄く感じました。1クールで充分だったのではないかと思える内容。個々のエピソードは、いかにも 榎戸さんらしい話という感じで、好感は抱いていたのですが、シリーズ通して観た時に、もう少し様々が要素が絡み合う複雑なストーリーであれば満足もできた でしょうけど。結局、「敵を倒して世界は平和になりました」みたいな単純な話だったのかなというのが率直な感想で。それはそれでいいのだろうけど、私はそ ういうの好きじゃないので。
ただ、23話は好き。あれは間違いなく私好み。
 
posted by: イチヰ | アニメ | 21:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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