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『俗・さよなら絶望先生』

守岡英行,久米田康治,小黒祐一郎,東富耶子
キングレコード
¥ 6,783
(2008-04-23)

幾原様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
みたいな(笑)。
絶望先生のアニメ2期『俗・さよなら絶望先生』を観ました。
矢張り特筆すべきは、4話のエンドカードが幾原邦彦様だった事ですね。しかも嬉しいウテナネタ。言ってみれば逆パロディ?(笑)

まあそんな訳で、後はもうどうでも良いです。

というのは半分冗談ですが(笑)。
・・・まあ、半分本気でもあるのですが。 やっぱりウテナファンとして(幾原邦彦ファンとして)は、そこが一番の見所だし、絶望先生の2期で幾原監督がエンドカード描いてるって事を1期観てから知ったので、それは是非観なければ、と思っていたのですよね、本編はともかくとして。
いや、純粋に『さよなら絶望先生』のアニメ、私は好きですけど、やっぱりウテナが優先されてしまうのね。ウテナネタ抜きに、好きですけど。

で、もうひとつウテナつながりという話で、2期ではシリーズ構成が小黒祐一郎氏なんですね。個人的には、特に重要に思ってませんが。でも、エンドカードでの幾原様起用というのは、そういうコネなのかな?とは思うところですね。

2期の本編については、1期ほどウテナネタが無かった様に思います。
恐らく唯一と言えるのが、7話の「百万回言われた猫」で、教室の掲示板に「バラの花嫁」と書かれた貼り紙が出てきます。因みにその直前には「バラの葬列」だったのですが。このエピソードは「百万回言われてるんだよ!」って話なんですが、関係ないんですが百万という数字から連想するものって何ですか?私は薔薇の花嫁ですね(笑)(百万本の剣→薔薇の花嫁)まあ普通に、百万本の薔薇の花、という連想もありかと思いますが。まあ教室の貼り紙って話との脈絡殆どないんで、深読みしすぎな気もするんだけど、私の中ではつながってしまっていて(笑)。


その7話ですが、2期の中では特に注目すべき回だったなと、個人的には思っています。
・・・いや、「リリキュア」はどうでもよいのですが。
特に注目してるのは「津軽通信教育」です。実験的な内容で、「商業ベースのTVアニメでこれをやるのか!?」という驚きはありました。ただですね、あくまで“TVアニメで”これをやるのが驚きなのであって、アート系の作品としては何でもないです。っていうか、美大とかでこの手のアニメ作ってる人の方がよっぽど良いもの作るというのが率直な気持ちだし、正直、レベルの低いものを見せられたな、と思っていて、寧ろ残念な感じ。
それでも、TVアニメでこれをやろうという姿勢だけは高く買います。多分3期でそれが花開くのだろな、というところで。
一方で、話としてもこの「津軽通信教育」は好きなんですよ。ええ、私も、生きる資格もなければ、死ぬ資格もない人間ですから。生まれてすみません。


パロディ、という面では、1期に比べて随分おとなしく感じました。というより、アニメネタに偏ったような。。。
1期は結構、太宰ネタも多かったし、個人的に喜んでいたわけですよ。広く偏りのない文化的なネタだったというか。それが2期になって、所謂“オタク文化”というやつに偏ってしまった。残念な気持ちです。
まあ、サブタイトルが文学ネタ、というのは1期から変わってませんが。
2期で目新しいものとして、「絶望文学集」がありましたが、それは結構ツボでしたv こいう小ネタが私は大好きだしね。
特に、『逝国』なんか好き。「トンネルを抜けるとトンネルだった。」みたいな、トンネル無限ループ。とりあえず私の人生そのもの。ネタとしてはわりとベタですが、それでいて深いものを感じます・・・よね?まあ、いかにも私が好きそうなネタではありますよね。永遠に続く四畳半世界とか(笑)。
あと、『吾輩はネロである』もウケました(笑)。
まあ、全部好きだったと言えば好きです(笑)。ただ『没ちゃん』は私にとって笑えないネタですね(苦笑)。生まれてすみません。因みにアスパラガスで自殺を図った事はありませんけど。

アニメネタ、という事では、押井守ネタは個人的に好きです。『GHOST IN THE SHELL』のあの有名なシーンをパロってて。新房監督作品って結構、押井守テイストをよく感じるんですけどね。1期ではそんなに感じなかったけど、2期はわりと感じるんですよ。宇宙人が攻めてきてドタバタ、みたいなネタもどこか押井っぽい。

その一方で、映画ネタなんか少なくて残念な感じでしたが、11話の「黒い十二人の絶望少女」でようやく、
市川崑監督キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
と喜びました、ええ(笑)。これは好きです。
アニメの見立て殺人ですが、元ネタがわからない。エヴァだけはわかる。っていうか、ロンギヌスの槍とか出てこなくても、その前からエヴァだとは思った。っていうか、金田一なのにアニメネタに走るならエヴァが来るだろうと思った。市川崑とエヴァの親和性は高い、何故ならエヴァが市川崑監督をパクパロっているからです。

ところでこの回、『宇宙戦艦ヤマト』出てきましたが、古代進の声って誰?本物(富山さん)に聴こえたのですが(汗)。ルパン三世と栗田貫一のネタでも声が本物っぽく聴こえたんですよね。

12話のポロロッカもこれはこれで面白かったですよ。あれ、ラインハルト?


1期でクレジットに“櫻井女史”って出てきて「誰?」って思ってたのですが、今回わかりました。私のかなり気に食わない人物でした。決して好意的に描かれているわけではないのでそんなに不快ではなかったですが、特に悪意もないですよね。っていうか、特にイデオロギー的なスタンスは定まらない人間が、単に個性的なキャラを面白がっている、みたいなノリですよね、こういうの。低俗な民放のバラエティ番組(報道番組とか自称してるかもしれない)のノリと一緒ですね。なんかそういうのが厭なんですよね。安倍とか麻生とかも出てくるけどさ。
だいたいオタどもがよく“ローゼン閣下”とか言って喜んでるけど、そこに政治的なスタンスはちっとも絡んでこないでしょ?
この国の衆愚政治に絶望したっ!!


OPですけど、1期のほうが良かったです、曲も映像も。
映像の方は、一応1期のテイスト引き継いでるけどね、寧ろだからこそ1期に及ばないとも言える。最後になって唐突にカラーになったのは驚いたけど、そういうのは好きだったりもします。
曲はほんと、好みの問題。『空想ルンバ』も、明るい曲のようでいて悲哀があって、そういうのは好ましく思えるんだけど。編曲についても、1期の『人として軸がぶれている』に比べて結構、不思議なテイストが入ってきてて、ここから『はなまる幼稚園』の音楽につながっていくのだな、と勝手に納得するものもありましたが。
それでもいまひとつ好きになれないのね。
歌詞も。。。虎や豹・・・って、私の心には虎と馬が棲んでるし。そういう意味で、同じオオケンの作詞という意味でも、『YAIBA』のED「神智学無き戦い!」が懐かしいなと。虎虎馬♪虎虎馬♪(※誤字ですというか某J△SRAC対策

EDはよく替わりましたね、1クールとしては。新房監督、というより、スタチャの傾向なのでしょうか。『はなまる幼稚園』では毎回替わりましたし。


まあとにかくですね、総じて1期に比べると物足りなさみたいなものを感じました。だからとにもかくにも、絶望運命黙示録。

DVDについては、1期でさりげなく入ってた『週刊絶望先生批評』がシリーズ化とでもいうのか、2期DVDでは各巻に収録されていて、これが結構好きだったりもします。とにかく、こういう小ネタで遊ぶのは上手いと思いますよ、そういうのはほんと好きです。
posted by: イチヰ | アニメ | 20:59 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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