呉由姫『金色のコルダ』13

12巻に続いて表紙トークから始まります、13巻の感想(笑)。
とりあえず上に画像が出てるので一目瞭然だと思うのですが、購入時は普通に帯がついてまして。で、読む時に外したら、香穂子と志水が手を繋いでいたのでちょっとびっくりしました///
12巻の柚木とのツーショットの方がある意味すごかったし(何が?)、以前にもたしか腰に手を回したりとかそういうのがあったりもしてましたけど、それらってなんだかお戯れにしか思えない部分がありまして。或いは「単に煽ってるだけじゃね?」みたいなー(笑)。
そういう意味で寧ろ、手を繋いでるっていうシチュエーションの方が「か、カップルだvv」って感じするんですよね。実際、柚木なんかが香穂子を抱き寄せたって「ふざけてる」としか思えないけどさ、「手を繋ぐ」っていう行為は、おふざけとかではしないもんね。初々しくって好きですv
あーでも、相手が志水だからまだ違和感ないって部分もあるかも。「お姉ちゃんと弟」みたいなシチュエーションにも見えるし。相手が月森とかだと、逆に洒落にならないというか。マジすぎて。本気でそれは「彼氏彼女」になってしまうわ。

以下、ネタバレ注意です。
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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 02:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

呉由姫『金色のコルダ』 12

まずは↑の表紙見て、ちょっと微妙な気持ちにたらーっ
このカップリングが好きだという人には申し訳ないですが。なんでこの二人で、こんな無駄に雰囲気出しているんだというのが率直な気持ち(笑)。いや、「このカップリングは嫌い」とかいう単純なネガティブ感情ではなくって、なんか笑ってしまうんですよ(どちらかというと苦笑いだが)、柚木見てると猫2
柚木については、決して好きではないのだけど嫌いって程でもなくてですね。なんていうか、この人の放っている胡散臭いオーラにどうしても笑いだしてしまうのですね(笑)。だから、変にムードのある12巻の表紙も、寧ろ胡散臭さが全開で思わず苦笑い、というところでして(笑)。
柚木はね、ほんと、最初っから胡散臭いキャラだと思ってましたよ。本性が明らかになる前からずっと「猫かぶってるな」って思ってましたし。見た目からして胡散臭い感じがするのは髪型の所為でしょうか(笑)。昔の少女漫画だと長髪の男子も珍しくもないのだけどね。個人的には『少女革命ウテナ』のヴィジュアル的なイメージもあって、冬芽のプレイボーイなところと暁生の良い人ぶってる感じを足して二で割ったような・・・。まあそんな話はどうでもいいですね。

絵として純粋に表紙を見た時、香穂子の着物の柄についてはとても好感を感じました。呉さんはこういうのもいけるんですね。上手いと思いますよ。プロなんだから当然といえば当然だけど、描けない人は描けないですね[:ふぅ〜ん:]
まあこの人は漫画描くのも上手いですが、カラーも上手いですよね。髪のハイライトとかもすごくきれい。

それでは中身についてレビューしてまいりたいと思います。
特に重要なネタバレはないと思いますが、まったくない訳でもないのでご注意を。
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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 20:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

斎藤けん『亡鬼桜奇譚』

読んですぐに「レビューしたい!いや、せねば!!泣き顔」と思ったこと自体が久し振りなような気がします。レビューは長くなりそうなので、いつ書き終えるか見当がつかないけれど(汗)。※最長記録更新かも。
斎藤けんさんの新刊『亡鬼桜奇譚』。予言します、このコミックスは私にとって2009年最高の一冊となるでしょう。。。って気が早いと思われてしまいそうですが、もし今年のうちにこれ以上の作品に出逢えたりしちゃったら、逆に幸せすぎて怖いわってくらい、「この作品に出逢えて本当に幸せ」だと思えるだけの一冊だったのです。それほどの作品は、アニメで言えば『少女革命ウテナ』くらいだし、漫画で言ってもそんなにはないでしょう。

涙腺が崩壊してしまいましたポロリ
っていうか、感情がうねりを上げて行き場をなくして少々困っています。こんな感覚、『カレカノ』が一番重かった頃以来かもしれない。
言っておくけど、私は漫画を読んでそんな泣く方ではないと思います。「うるっ」と来る事はあっても、涙を零すところまでいかないんですよね。ある程度コントロールは出来るし、なるべく我慢するようにはします、後が面倒だし。とりあえず、「号泣していいのは、ウテナ最終回と、銀英伝でヤンかキルヒアイスが死んだ時だけだ!!」みたいな?
「泣いた」なんて言わなくてもいい事だけど、私にとっては珍しい事だから。ある意味、自分でもちょっと驚いちゃう、みたいな。所謂「お涙頂戴」的なあざとさとか感じちゃうと「はあ?[:ふぅ〜ん:]」って感じで醒めちゃう方だし。「いかにもー」な感じが嫌なのね。「ああ、泣かそうとしているね?その手には乗るか、ははーんあっかんべー」みたいな、ひねた態度の人ですから(笑)。
そういう意味じゃ、表題作の『亡鬼桜奇譚』はまだ「泣かないもんねー」的な部分はあったのですが、2作目、3作目と読み進めた辺りで、崩壊。なんという波状攻撃。無敵の涙腺破壊コンボたらーっ

そうつまり、収録されている4作品ともに、そろいも揃って重たいです。テーマが深いです。でもそれが、斎藤けんさんという作家様の、魅力ですから。「これが斎藤けんだ!!」と自信を持ってお薦めできるコミックスに、仕上がっておられると思われます。
賛辞を惜しむつもりはない。
斎藤さんには是非今後ともこの路線で描いていって欲しいなと思うんですよね。だって、同じような作品を描く漫画家が他に見当たらないし。非凡なので代わりがいないんですよね。斎藤さんって、コメディ描かせてもすごくセンスある人ですけど、でも面白いコメディ漫画なんてたくさんあるし。正直『With!!』とかどうでもいいんですよね、それなりに面白いけど毒にも薬にもならないような平凡な面白さだと思うから。
ただ私がここまで絶賛するって事は、一般受けはしないだろうなって事なので、やっぱプロとしては人気も生命線なので今後の斎藤さんが心配でもあります(苦笑)。なんていうか、読者側に斎藤けんという才能を受け止めるだけのキャパシティがあるかどうかが問われてると思う。

今回一番嬉しかったのは、私が斎藤さんの作品に出会った記念の作品である『花のカノン』が収録されていた事です。これ読んでファンになりましたから。もちろん記念的な意味を考慮に外しても、私にとって特別の作品なのですが、しかしこのコミックスの中で必ずしもこれだけが特別だとは思えない。つまりそれは、「粒が揃っている」という事なのですね。ほんと素晴らしい。短編集としては、前作『月光スパイス』を圧倒的に凌駕する内容だと、私は思っています。っていうか、私の中で『月光スパイス』は特別な存在でもないので、そうあってくれないとこの先斎藤けんさんのファンを自負し続けるのもどうかという所でしたので(!)、自分の中で『花の名前』だけで終わってしまう事にならずに済んだ事は何よりも喜ばしいことでした。

4つの収録作の中ではその『花のカノン』だけが古い作品で、あとは去年の作品ですね。その3つとも、どちらかといえば「ファンタジー」よりでして、「やっぱりファンタジー描きさんなのか・・・」という思いは強くしています。しかし・・・いや、その件についてはそれぞれの作品について個別に言及しましょう。

そうそう予め言っておこうと思っていたのですが、収録作の中で『無限時計』が私は特にお気に入りなのですね。これがですね、本質的な部分で『少女革命ウテナ』と共通したテーマを内包しているのです。その辺もあとでじっくり語りますが、最初に言っておきたい、ウテナファンには是非読んで欲しいのだという事だけは。多分この作品は読者を選ぶような内容だと思うし、読む人によって受け止め方が180°違ってしまうような内容で、「難解な作品だ」などとうそぶく輩も現れそうなんだけど、そういう部分こそが名作の名作たる証だと私は思っているし(今言った事ウテナにぴたりと当てはまるもんね)、だからこそわかる人にはわかる快感というのもあるので、私周辺の人間なら読むべき(笑)。

個々の作品の感想が長くなりそうなので、先に全体的な話をしてしまいたいと思います。
まず柱の話ですが、「このスペースに書く事がない」と仰ってますが、「ネタに困った」って事自体が意図的なネタなのではないかと思えるほど、なんかウケました(笑)。もうほんと、斎藤さんのセンスには脱帽(笑)。斎藤さんってあんまりこういうところで雑談などをされるタイプではなく、本人のキャラもいまいち掴めないですが、なんだかすごくユニークで不思議な人のように感じます。なんていうか、天然なのかなあ?
特に「あとがきまんが」は爆笑でした。作品の中身が重めだった分、余計に感情の振幅が大きくなっていた感もありましたけど。あの、じゃんけんのエピソードがお気に入りv(笑)
そのタイトルの話ですけどね。
寧ろ個人的には『無限時計』だと良かったな、なんて。シンプルすぎる感は否めませんが、私好みではあります。今回一番のお気に入りの作品でもあるので、「表題作」としても相応しいという思いもあったり。『亡鬼桜奇譚』は「表題作」に足りる作品ではなかったという印象もあり。あと、コミックスの表紙になる事を考えても『無限時計』の方が華やかさがあったように思えるし(キャラも魅力的だし)。。。もちろん勝手な事を勝手に言ってるだけです。

2月の新刊の記事では失礼な事を書いてしまったなと、今は思ってます。技術面での不安視、の件については杞憂だったと申し上げておきましょう。
『花の名前』の終盤の作画が不安定だったり『月光スパイス』の収録作が新しいものほど作画面で不安なものがあったりしていたので心配していたのですよね。その辺について、今回特に感じる事はなかったです。まあ、内容に圧倒された分だけ絵に関しては気にしてる余裕がなかったですが。特に上手くも下手にもなってないというか、少なくとも一年以内に書かれた三作品については、あまり差を感じませんでした。。。この辺で安定されても困るけど(汗)。
いや、正直言うと差は感じたのですが(どっちだよ)、描かれている内容の違いに原因があるのかなとも思い。
キャラの描き分けについて、パターンが限られてる漫画家っていますよね。それが悪いとは言わないけど、メインキャラの顔の造形パターンが基本的に一緒で、髪型が違うくらい、みたいな。でも斎藤さんはそうじゃないですよね。今回収録されてる作品で、同じようなキャラって全然いませんよね。
個人的には『無限時計』の絵に一番好感を持っているのですが、そもそもキャラの造形自体が魅力的。ミューは睫毛が長くてふわふわしてて可愛らしいし、カイは冷めた目つきと黒髪がいいv
一方で『サンドグラスの檻』が一番不安定だと感じたのですが、ロイ17世については歳が変わりますからね、そこの描き分けが大変だっただろうと思うわけです。もともとそんなに画力のある人でもないので、ちょっと仕方ないかな、と。

ということで、個々の作品について、感想を述べてまいりたいと思います。
ネタバレあり危険なので御注意を!!
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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 23:48 | comments(6) | trackbacks(0) | - |

津田雅美『ちょっと江戸まで』 1

発売から丁度一ヶ月経っちゃいましたねたらーっ

ストーリー的には2巻以降動いてくるのかなあ?って感じで、この1巻は特別盛り上がったりとかいう事はなかった気がします。全体的にまったり気味? まあ、津田さん独特の間とかもあってよりまったり気味かな? まあ、江戸ってのは世界的にも稀なほど平和な時代なので、そんなのほほん加減も良いと思います湯のみ

いちおう、ネタバレありなので、御注意。
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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 20:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

呉由姫『金色のコルダ』 11

新章突入ですv
と言っても、柱の作者コメントによると「新章!のような形になっております。」との事。

本編が3話(普通なら5話とか)だけなので、話の進展がいまひとつで、若干消化不良気味に陥ってしまうかもしれませんねたらーっ

新キャラ、加地葵が登場です。
私はゲームをやらないので存じ得ない事ですが、ゲームの『金色のコルダ2』のキャラだそうですね。なので、ここからその『2』にあたるという意味での「新章」というくくりなのかも知れませんね。
本編の方を読む限り「誰なんだよ、この人は!?」って感じでしたけど、巻の最後に加地のエピソードが2話掲載されていてそこでその謎は解けますラッキー
その加地エピソードはタイトルが『金色のコルダ2』となっていたので、こっちは「ゲームに絡めての番外編」みたいな扱いなのでしょうか?
その2話めの方が掲載されたのがLaLa6月増刊号で、本編で加地が登場したのが本誌6月号となっているので、なんか殆ど同時期?みたいな感じです。発売日がどうなってるのか知りませんけど(最近買ってないので忘れた汗)。
まあともかく、順番としては逆に読んだ方が(加地のエピソードを先に)、話がわかるんじゃないかって思いはあります。本編を読む限り、「謎の人」でしかないから。でも、今後本編でもきちんと、その辺のくだりは明かすことになるのでしょうかね?


以下、ネタバレを含む恐れがありますので。
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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 01:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

津田雅美『ノスタルジア』

津田雅美さんの新刊、『ノスタルジア』です拍手
読みきりが4作品収録されております。まずは、収録作品を以下に。

『ノスタルジア』
『恋愛は、普通。』
『赤い実』
『な忘れそ』

まず、軽くそれぞれの作品について説明したいとモグモグ
『ノスタルジア』は、『彼氏彼女の事情』の作中劇(雪野達が文化祭で公演した)『鋼の雪』のアナザーサイドストーリーだそうです。ただ、「アンドロイドの話」だというだけで、直接関係ないように思いました。一応、同じ世界観で描かれているというだけで、話はつながってないというか。
『恋愛は、普通。』は、唯一コメディものです。ラブコメ。でも普通じゃないですイヒヒ
『赤い実』はファンタジー系?魔術師とか出てきて、『夢の城』と通じるものもあるかも。舞台はアジアというか、中華系ですが。
『な忘れそ』は、唯一少し古い作品になります。他の3作はカレカノ以降ですが、『な忘れそ』はカレカノ連載中の作品。読みきり作品としては当時かなり話題になっていたように記憶しています。好きな人にとっては念願の単行本収録ということになるでしょうね。個人的にはそんなに好きな作品でもないのですがひやひや

そして、全体的に何気にBL臭さが漂っています。。。ムニョムニョ(『赤い実』は違うけど。)


それでは、もう少し詳しくレビューしますニコニコ
ネタバレ注意!ですので。
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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 01:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

呉由姫『金色のコルダ』 10巻

このブログ始めたのが10月15日で、『金色のコルダ』9巻発売がその月の5日だった訳ですが、当初9巻のレビューもしたいなあとは思っていたのですが、やらないうちに10巻が出てしまいましたねvたらーっ
っていうか、本当は巻毎ではなく、1巻から通してレビューしたかったんですよ。丁度この10巻で学内コンクールが終わり、「次巻から新章スタート」との事なので、通しのレビューするには丁度いい区切りですよね。なので出来れば通しでレビューしたいのですが、余裕がない。『花の名前』の時もそんな事をいいつつ通しでのレビューはしないまま今に至っておりますし・・・たらーっ

まあとりあえず、今回は10巻を読んだあとの感想のみ。

あ、最初に言っておきますが、私はゲームをやりません。ハードを持っていないし。興味全然無いんですよ。正直、「ネオロマンスってなんですか?」って感じの人だし、「乙女ゲー」っていうのがどういうものを指す言葉なのかもいまいち解っていません。
『金色のコルダ』は普通に漫画から入りました。LaLa好きですから。連載初期の頃に雑誌で読んで、「これ好きかもv」と思ったのが最初。(私は基本、コミックス派なのですが、全サ目当てに雑誌を買うことがたまにあります。)
その時に、「ゲームが原作らしい」という事には気付いてましたけど、興味ないのでとりあえずスルーって感じですね。

なので私が『金色のコルダ』の話をする時、それは漫画の話だと思ってください。


ええと、特にネタバレって程の展開はなかった気もするけど、一応まだ読んでなくてこれからって人は注意してくださいね。

表紙の折り返しのイラストには思わずドキッとしてしまいましたよvvてれちゃう
いや、同じくらいに接近していても表紙のように3人以上なら別にそんなに特別に思わないんですけどね。だって、月森と香穂子のツーショットなんですものポッ
あー、ワタシ的にこのカップリングが本命だったりしてます。
・・・いや、ごめんなさい汗本当は冬海ちゃんが一番好きですポッ
「“香穂先輩”って呼んでもいいですか・・・?」のシーンは個人的にドツボなので(照)、もっと大ゴマ割いて欲しかったですポロリ
あ、いや別に、所謂「マリみて的な趣味」は私、皆無ですよ?ひやひや
だけど、香穂子と冬海ちゃんのカップリングはありだと思う。。。や、「カップリング」なんて言葉を用いること自体が誤解の元か?たらーっ
とりあえずこの二人がなんだか好きですv
しかし、本来の「乙女ゲー」としての趣旨からは外れるらしく、冬海ちゃんの扱いがどうしても小さくって、なかなか不満に思っていたりもするんですよねノーノー

キャラ的には、香穂子が一番好きですよ。なんていうか、「自分を重ねる」というような意味ではね。私も音楽をやっているので、香穂子のあのひたむきさというのには凄く惹かれる。

10巻は殆ど最終セレクションの話です。
「祭は準備している間が一番楽しい」なんてよく言うじゃないですか。文化祭前夜とか。
そういう意味で、8、9巻の辺りのほうが読んでてテンションめっちゃ高かったですね。
なんか、演奏者がそれぞれの演奏の時に今までの事を回想してて、まるで最終回のような雰囲気です。大トリは勿論香穂子。
コミックス派としては新章の事なんて全然知らなかったし、本当にもう終わってしまうんじゃないかって雰囲気でした。なんか、寧ろ寂しかったですね。
実際には新章も始まり、まだまだこの作品は続いていくのでしょうけど、やっぱりここまでずっと終始「学内コンクールの話」だったし、今まで変わらないでいたものが今後変わっていってしまうのだなあ、なんて思ったりもして、やっぱり寂しさをどうしても感じてしまいました。だってねえ、学内コンクールが彼らの接点だった訳で。それがなくなってしまうのでしょ?3年は進路だ受験だで卒業も迫ってくる訳ですよね。月森もなんか海外に留学とかしそうじゃないですか?
これからどうなるんだろう?結局今のままが一番いいんじゃないかって思えてきて。やっぱり、「ずっと文化祭前夜」だったらいいな的なビューティフルドリームですね、これは(笑)。

最後の香穂子の演奏、わざわざ弦を変えたりして、もしかして・・・?とか思ったんですが、魔法がよみがえったりなんて事は決してありませんでしたね。あれは、良かったと思う。ファンタジーなしに、純粋な音楽モノたりえた。
そして、技術的には拙くても、香穂子の純粋なヴァイオリンに対する想いが、確かに聴衆に伝わっているんですよね。素晴らしいなあニコニコ
私にもそんな音楽が奏でられたらと思う。

私ね、『金色のコルダ』って「主人公の女の子が音楽を通して素敵な男達と恋をする物語」ではなくって、「主人公の女の子が音楽に恋をする物語」にしか見えないんですよね。っていうか私、所謂「逆ハーレムもの」には全然興味ないですから、もしこれが前者だったら絶対好きになってないですよ。まあ、魅力的な男の子がたくさん出てくるのは嬉しいんですけど(笑)、その場合主人公の女の子いらないじゃないですか(爆)。
でも私はこの作品で香穂子が一番好きですからね。
香穂子って、ヴァイオリンの事しか頭にない。土浦や火原の態度って解り易いと思うけど、全然鈍いでしょ。それがいいんですよね、この場合。
そしてそれはそっくり、月森に当てはまる(笑)。月森って、香穂子の事が本当は好きなんだと思う。だけど本人は絶対その自覚ゼロ。やっぱり音楽、ヴァイオリンの事しか頭にない。だから多分、私はそんな月森が好きだし、香穂子と月森のカップリングを本命視する所以なんです。
冬海ちゃんは別次元ですね。ほんわかするのに必要というかてれちゃう


ところで吉羅って何者なんですかね?なんかリリと関係あるっぽい描き方でしたよね。
あくまで推測(妄想という)なんですが、彼も学生時代にリリが見えたんだけど、残念ながら香穂子のようにポジティブにはなれずに、かえってその経験が人生にマイナスに作用している・・・みたいな? リリのせつなそうな表情といい・・・。因みに彼、学内コンクールについて「あいかわらずご大層なことですね」と言っているので、ずっと以前(学生時代)からこのコンクールを知っているんでしょうね(含み笑)。
posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 02:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

斎藤けん『月光スパイス』

斎藤けんさんの初短編集てれちゃう
私は短編集みたいなのが大好きなんですvだって、一冊で色んなお話が楽しめますもんね。漫画を読む満足度って決してページ数に比例しないですし、収録作品数が多いほど得した気分になりますよラッキー

月タイトルからして、もしかしてと思ってましたが、やっぱりそうでしたか。
ファンタジーですか猫2
4作品が掲載されてますが、そのうち3作品に魔法使い(魔女)が登場します。
個人的にそういうの読むのは、津田雅美さんの『夢の城』以来なんじゃないかというくらいです(汗)。
ジャンルとして、ファンタジーってそんな好きじゃないんですよ。実際、津田さんの諸作品の中で『夢の城』ほど印象に薄いコミックスってないですし。それはもちろん、作品自体に問題があるのではなくって、単に個人的な嗜好の問題。
もうひとつの作品も、外国が舞台の修道女の話だったりして、結構作品の方向性としては4作品とも偏ってる感じですね。意図的にそういうのを集めたのか、それともそういうのばかり描かれておられるのかは存じませんが。『花の名前』にしろ、『With!!』にしろ、現代の日本が舞台ですし、斎藤さんについてそういうものを描かれるイメージを抱いていなかっただけに、意外な思いです。

ただ、ファンタジーと言っても、ドラゴンとか出てきて、冒険を繰り広げたりとか、そういうんじゃないので、ついていけますわーい
ちょっと、感情移入はしづらいのですけどね。矢張り私は学園モノが大好きなのですわ(笑)。
「魔法使い=ファンタジー」というイメージがあるから、ファンタジーと言ってしまったけど、ファンタジーというよりはメルヘンだと思います。
寓話的な世界。寓意を感じるし。
メルヘン的な世界観は好きです。でもそれって単におめでたい世界ではなく、毒を孕んでいるからです。「残酷なナントカ童話」なんてのもありますけど、本来寓話とは毒を孕んでいるものなんです。某ネズミーランドみたいな毒抜きされた温い世界をメルヘンと呼ぶなら、そんなものは嫌いです。
中世ヨーロッパというのは、人間がまだ夜の闇に脅えていた世界なんですよね。そんなところから闇の世界に通じる空想が生まれた。そういうのを無視して、単に幻想的な世界にうっとりするだけのようないわゆるありふれた「ファンタジー」なら、私は受け付けません。

表題作の『月光スパイス』。なんと、デビュー作らしいです!
これも魔女が出てきたりしてファンタジー要素強いですが、寧ろ宮澤賢治入ってると思うんです。私は斎藤けんさんにはかなり文学的な感性を感じていたので、この作品はとっても斎藤さんらしいと思いましたねニコニコ
寓意に満ちた、素晴らしい作品だと思いましたvv
特に、黒豹の周りに自分達で柵を作っておきながら、いつの間にかそれが「黒豹が領地を横取りした」という事になっている辺り、非常に深いものを感じますよね。現在の国際情勢にもあてはまるし、もちろん普段の私たちの人間関係そのものという感じです。
デビュー作ってもっと無難なテーマ選びそうな気もしないでもないんですが、いきなりこういうのを描かれてしまうというのが、やっぱりこの人只者じゃないなって感じ。
技術的には拙い部分も色々感じますけど、デビュー作なんて大抵そんなものですよ。気になりませんね。
ドラエモンは著作権的に大丈夫なのかなあ?と思いましたけどねひやひや
斎藤さんはどうもドラえもんのパロディがお好きなようで(笑)。

メルヘンという意味では『森とお城』が好きですねv
こちらはお城のお姫様、と、いかにもメルヘン要素が強いですけど、毒が効いてますからね。「籠の中の鳥」といった感じの内容ですから。
柱でこの作品の台詞について言及されていますが、そういう部分も含めて、非日常的なメルヘン空間を作っている辺りも、好感を持てます。

問題は、『カエル裁判』ですねー。
これを語るには、ネタバレが免れないので、以下、ネタバレ注意

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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 20:41 | comments(2) | trackbacks(0) | - |

津田雅美『eensy-weensyモンスター』 2

はい、という訳で続いて2巻のレビューです。
1巻単独のレビューはこちらに。

まあ、1巻からそうだったんですけど、2巻では更に「七花と葉月のラブ話」が完全にメインで、あの素敵な濃い脇役達の活躍の場が殆どないです。最初から全2巻(全12話)と決めての話だったので、脇役にスポットライトが当たることを期待するだけ無駄だとはわかっていたけど、すごく魅力的なキャラがわんさか出てきただけに、あの人たちのエピソードを読んでみたいななんて気持ちを抱くのも無理ないですよねイヒヒカレカノみたく展開することも充分可能だったでしょう、これだけのキャラもいれば。
でも、最初から長く続けないことがわかっていたからこそ、濃いキャラを楽しんで出すこともできた、というのはあるでしょうね。濃いキャラを作るのって、とても楽しいですv それなりに動いてくれればまた楽しいでしょうが、きちんとストーリー構成をして枠に当てはめて、という作業は大変ですし、とりあえず楽しげなキャラを出すだけ出しといてあとは適当に遊ばせておく、というのは描き手としては非常に楽しい作業だろうと思いますよわーい
本当にこの作品、津田様ご本人がとても楽しんでらっしゃるな、というのが伝わってきて、だからこそこっちも読んでいてとても楽しいですよねv

以下、ネタバレありかもです。
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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 03:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

津田雅美『eensy-weensyモンスター』 1

4日に津田雅美さんの『eensy-weensyモンスター』2巻が発売されましたハート
2巻で完結なので巻毎というよりは通しでレビューしようと思ったんですけど、実は以前に私が別名義でやっていたサイトで1巻をレビューしていたんですね。で、新たに書いても1巻については同じような話にもなるだろうし、だったらその時のログからそのままコピペしたほうが楽でいいやって感じでたらーっ

なのでまず、1巻のレビューの再掲です。
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posted by: イチヰ | 漫画・LaLa系 | 01:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - |